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メルマガバックナンバー
2019.6.10
メールマガジンvol.1

 


▼      目次

【1】ご挨拶

【2】代表コラム

    ・第1話「山あり谷ありの出生と、母の覚悟」

【3】各拠点の紹介

    ・第1回「渡塾 高槻校」

【4】あっとすくーるからのお知らせ

    ・「土曜のサンタ」チャリティートークイベント

    ・大阪北部地震1周年シンポジウム

    ・第2回あっとすくーる活動説明会


ご挨拶     

理事長 渡 剛

代表の渡です。突然ですが、6月というのは僕にとって少し特別な月なんです。本当に単純な理由なんですが、6月28日が自分の誕生日だからです。子どもみたいな理由ですみません(笑)。

ただ、去年から6月が特別な理由が一つ増えました。2018年6月18日。僕の誕生日の10日前に大阪北部地震が発生し、渡塾高槻校が被災しました。早いもので、あれから1年が経とうとしています。

地震によって子どもたちの居場所や学ぶ機会が奪われてしまいましたが、多くの方の支えもあり、地震から100日後に新しい教室で高槻校を再開することができました。再開後の教室で一人の生徒がこんなことを言ってくれました。

「新しい教室はすごくあったかい感じがする。たくさんの人が応援してくれてできてるからかな。」

この生徒の言葉が、まさに6月が特別な理由の一つです。もうすぐあれから1年。僕もいよいよ30歳になります。たくさんの人の支えの上で今の自分たちがあることを忘れずに、1日1日頑張っていこうと思います。


代表コラム 

第1話「山あり谷ありの出生と、母の覚悟」

理事長 渡 剛

 

毎月1回のこのメルマガで、僕の生い立ちから今に至るまでつらつらと書いていこうと思います。当時の自分の感情はもちろん、今振り返ってみて感じることなんかも書いてみますね。それではぜひご覧ください!

 

未婚の母子家庭に生まれる

1989年6月28日。熊本県熊本市で産まれました。

母が言うには「切迫流産の危険もあった」とのことで、すんなり産まれることができたわけではなかったようです。

ここで、当時の僕の家族構成を。祖母、母、兄、兄、僕の5人でした。ちなみに、僕と兄2人の父親は違います。

兄とは10歳以上歳が離れていて、僕が産まれた時点で既に兄たちの父親もいませんでした。

いま振り返れば、結構複雑な家庭だったなぁと思います。

ちなみに僕は未婚の母子家庭。なので、生まれてこの方一度も父親に会った事がありません。

 

 

「必ず育てる」母の強い覚悟

切迫流産に加えてもう一つ、産まれる時にまつわるエピソードで母から聞いた話があります。

僕を産むにあたって、母は兄たちに話をしたそうです。

その時に兄たちは「その子が産まれたら、お母さんはそっちにかかりっきりになるんじゃないの?」と言ったそうです。

自分たちのことを見てくれなくなるんじゃないかという不安が、兄たちにもあったんだと思います。

それに対して母は、僕が産まれたとしても決してそんなことにはならない、と強く言い切ってくれたそうです。

 

母と同じくらい欠かせない祖母の存在

ただでさえ未婚ということで、世間の理解は得られにくい状況だったと思います。

この兄たちのエピソードからもわかるように、家族からも心から歓迎されていたわけではなかったのかもしれません。

それでも、「必ず育てる」と強い覚悟を持って産んでくれた母は、本当に強い女性だと思います。

これほど強い女性が母でなければ、これから先の人生で家族に襲いかかってくる様々な困難を乗り越えることはできなかったかもしれません。
次回は、母と同じくらい僕の幼少期を支えてくれた祖母の話を書こうと思います。

(ちなみに余談ですが、僕が産まれたのは熊本県の慈恵病院という病院です。名前を見て、ピンとくる方もいるかもしれません。そうです、「こうのとりのゆりかご」がある病院です。)

 

 


各事業の紹介 

第1回「渡塾 高槻校」

 

日々にぎやかな高槻校 

新年度が始まってから、高槻校は小倉が塾長として事業を実施しています。

昨年6月の地震後、皆様のおかげで再建できた高槻校ですが、現在中学生を中心に18名の生徒が来てくれています。

子どもたちは、元気が余っていて、少々うるさくしてしまうような子どもから、物静かな子まで、様々な子どもがいます。

お腹を空かせてやって来る子どもたち

最近複数の生徒から「今日なんか食べるものないん?」と聞かれることが多くあります。

中には、妹の晩御飯を作ってあげないといけないというような生徒もいます。そのため、生徒たちと楽しくご飯を作る会をしています。

ご飯を一緒に楽しく作る、片づけもちゃんとするということを通じて、自分1人で家にいるときでも料理ができるようになることにつながればいいなと思っています。

高校3年生はもう進路選択がスタート

5、6月は高校3年生にとっては、進路を決め始める時期で、国公立大や有名私立大を目指すような生徒以外に関しては、この時期から進路選択が始まっています。

今の時期は特に専門学校や、AO入試という入試が始まります。それらを受験する生徒は高校を卒業したらどういった職業を目指すのか決めていかなければなりません。

18歳時点での前向きな選択を

先日も、高校3年生の生徒が学校の進路希望調査表を持ってきました。

「なんとなく進路の方向性はあるんだけど、具体的に大学名を書くのはまだできない。どうしたらいいだろうか。」という相談でした。

その生徒には、いくつかやってみたいことがあります。1つはマッサージや鍼灸師といったお仕事。もう1つは社会学について学んでみること。もう1つは保育士です。

全然バラバラなんですが、そういう事ってありますよね。ただ、じっくり考えてみると単純に関心があるだけで、がっつりと取り組むのは別にいいかなと思うかもしれません。

ただ、そういったことに気付くためには、ゆっくりその仕事や分野について知ってみる、そのうえで自分はどうしたいのか考えてみる、ということが必要だと思います。

この生徒にとっては、今が進路を選ぶ大事な時期で、今決断することが必要です。

今後どの選択をするのか、できる限り本人が納得できる形で、また「私が決めた」そうしっかりと言えるように一緒に寄り添ってこうと思っています。
(高槻校塾長 小倉)

 


イベント情報 

「土曜のサンタ」チャリティートークイベント出演決定! 

一般社団法人H2Oサンタ様主催のチャリティートークイベントに出演します!申込不要、観覧無料となっておりますのでぜひご来場ください!

日時:6月15日(土) 13:00〜13:30 / 16:00〜16:30の2回(各回30分)

会場:阪急うめだ本店 9階祝祭広場
内容:あっとすくーるの活動紹介
申込:不要
費用:無料

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シンポジウム「大阪北部地震から1年〜あの日、子どもたちは〜」開催!

大阪府北部を襲った大地震。渡塾高槻校は移転を余儀なくされました。

そんな大地震から丸1年。高槻校再建までの歩みを、子どもたちとのトークセッションを交えながら紹介します。

日時:6月30日(日)  10:00〜12:00
会場:クロスパル高槻第4会議室(大阪府高槻市紺屋町1-2)
内容:
10:00~10:30 地震から渡塾高槻校再建までの歩み、新教室のご紹介
10:30~11:30 元塾生と地震当時を振り返るトークセッション
11:30~12:00 質疑応答
申込:以下のフォームより必要事項をご記入の上、お申込ください。
費用:無料

▷申し込みフォーム

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ひとり親家庭の子どもたちを支える学習支援の現場から見えてきたことを伝える「あっとすくーる活動説明会」開催!

あっとすくーるで出会った子どもたちの事例を交えた「子どもの貧困」の現状の紹介、事業を利用してきた若者とのトークセッションをします!ぜひご来場ください!

 

日時:7月8日(月) 19:00〜21:00

会場:NPO法人み・らいず2梅田オフィス
(大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第1ビル 4階106号室)

内容:

19:00~19:45 あっとすくーるの活動紹介、子どもの貧困について
19:45~20:30 ひとり親家庭の元塾生と当時を振り返るトークセッション
20:30~21:00 質疑応答

申込:以下のフォームより必要事項を記入の上、お申込ください。

費用:無料

▷申し込みフォーム

 

 


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編集後記

あっとすくーる初めてのメールマガジン、最後までお読みいただきありがとうございました!

初のメールマガジンということもあり、探り探りでの編集でした・・・。

来月以降も当法人の様々な情報をお届けしますので、ぜひ引き続きご購読ください!

 

NPO法人あっとすくーる メルマガ担当 柴原 渓