あっとクルー

未来へつながる道への一歩を、安心して踏み出せるように。

ひとり親家庭の学習塾を事業として行うあっとすくーるが掲げているビジョンは、
「どんな家に生まれても子どもが前向きに生きることができ、その生き方で誰かの支えとなれる社会」です。
子どもたちが家庭環境に関係なく、しっかりと学習でき、夢を叶えられるように。
わたしたちはその日々を船旅に例えました。地図を作る、船を作る、色んな形で応援してくれる人がいる。
その日々を、あっとすくーるのスタッフだけでなく、
寄付者の方と共に”クルー”として一緒に応援して、感じてもらいたい。
そして、たくさんの支えによって育まれたその子の生き方が、
次の世代の子どもたちの一つの道しるべとなるように。
そんな想いで、一緒に子どもたちの夢を支えてくれる「あっとクルー」を募集しています。
Voice from 寄付を受けた子どもたち
あっとすくーるOB 横川遥那 さん

将来の夢を諦めずにいられました。

私は高槻校が開校してから卒業まで、その半分以上を奨学生として通わせてもらいました。おかげでお金のことを気にせず友達と同じように塾で勉強できました。塾に通えたことにはとても感謝しています。自分の家の状況を理解し始めて金銭的なことも分かっていくうちに、塾に通うことについて母への申し訳なさは増えていきました。そんな時に奨学金をもらえることになって、私は金銭的なことを考えず苦手な勉強や将来の夢にちゃんと向き合えるようになりました。
そして今は、保育士になるために短期大学に通っています。すでに頭がパンクしそうなほど大変ですが、毎日すごく楽しいです!目標は2年後、短大を卒業した時に母と塾の先生方に夢を叶えた報告をすることと感謝を伝えることです!

経済的な心配をせず、勉強に集中できました。

僕は、中1の時に両親の離婚を経験し、母子家庭で育ってきましたが、それを不幸なことだとは思っていません。なぜなら、あっとすくーるでたくさんのいい出会いがあったからです。しかし、いくつか問題もありました。ひとつは、家庭内で圧倒的にマンパワーが足りないことです。また、経済的にもやはり裕福ではありませんでした。そうすると、塾の1コマ6000円の負担も、かなり大きなものです。「本当に塾に通っていて大丈夫なのだろうか」という不安もありました。奨学金で塾に行かせていただけるということは、そういった家庭の余裕のなさから子どもを救う意味で、非常にありがたいものです。そして、これからもひとり親家庭で頑張る子どもたちにそういった支援が届くことを願っています。

塾に通えたことで、進路を考えられました。

私は高校2年生から卒業までの約2年間、奨学金を借りて勉強させてもらいました。高校2年生になり、授業数を増やしたいと思いましたが、増やすと月謝が高くなり母の負担になるのではと考えていました。そんな時、奨学金という制度を利用させて頂き、授業数を増やすことができました。特に私は将来の夢など何もありませんでした。ですが、大学生の先生方と何度も進路について話をし、高校の先生よりも真剣に私に向き合って進路相談をしてくださりました。先生方のおかげで大学進学を決め、無事合格し、今は大学二年生になります。きっと、この塾に通っていなければ私は四年制大学へ進学する道は選んでいないと思います。進路の幅を広げてくださった塾には感謝しかありません。

ひとり親家庭の状況

case1

将来は建築系の仕事に携わりたいという夢を持ち、大学進学を視野に入れて勉強に取り組んでいた彼女。そんな彼女が渡塾に通い始めたのは高校生のときでした。話しかけたら笑顔を見せてくれて、塾でも楽しそうにしている様子をよく見ました。ただ、彼女にはまだ幼い弟がいて、仕事をしているお母さんの代わりに彼女が弟の世話をしなければいけないときもありました。自分の勉強、弟の世話、そして進学費用のことまで自分で調べたりしていた彼女。自分一人で全てを抱え込んでしまった彼女がある日呟いた一言が「こんなに大変なら、諦めた方が楽なのかな。」表向きにはすごくしっかりしていて頑張っている子どもで、一人で抱え込んで実は誰にも相談できない場合も多くあります。
case2

中学1年生の時、お父さんのDVが原因で両親が離婚。DVから逃げるように引っ越し、住む家が決まるまでは寝るところを転々とするような生活。そうした環境の急激な変化についていけず、彼は学校に行けなくなりました。保護者の方も何とかしてあげたいと本人のことを気にかけていますが、生活を成り立たせるための仕事と家事にと余裕がなく、十分に時間を割くことができませんでした。彼が塾に通い始めたのは、中学2年生の時。最初は「どうせひとり親家庭だから、頑張ったって意味がない。」と思っていた彼。保護者にも子どもにも余力がなく、自分達だけでは何ともできない状況にある家族は少なくありません。

「家や学校よりも、塾が一番安心できる」

学習支援ではありますが、私たちのサポートは安心を育むところから始まります。塾の中ではしっかりと話を聞くということ、頭ごなしに否定しないこと、どんな小さなことでも褒めるということを大事にしています。他にも、例えば学校行事に顔を出す等子どもとの接点を増やし、安心できる関係づくりに繋げています。

「自分も頑張ったら何とかなると思った」

これまで誰にも言えなかった悩みを話してくれた子どもがいます。悩みを話せたことをきっかけに、少しずつ前向きに頑張り始めた子どもがいます。自分の意思で頑張り始めた子どもたちは、こちらが想像つかないような変化を見せてくれます。通い始めて半年で、200点近くテストの点数が伸びた子どももいます。

「次は、自分が誰かを支えられるように」

自分一人では乗り越えられなかった壁を、多くの人の支えを受けて乗り越える。子どもたちが自分の人生を諦めることなく、強い意志を持って歩んでいく。その歩みの先に一人ひとりが形づくる生き方が、次の世代の子どもたちの支えになり、そして一つの道しるべになることを目指しています。

「これ以上親に負担をかけたくない」毎日身を粉にして働く保護者を見て、子どもたちが抱く思いです。「子どもに将来を諦めて欲しくない」保護者が子どもに対して抱く願いです。一方で現実は厳しく、いろんなことを我慢させざるを得ない場合もあります。何かを諦める子どもたちも少なくありません。その中の一つが「勉強」です。だからこそ、私たちはまず、学びたい・学ばせてあげたいと親子が思ったときに、安心してその機会が得られる未来をつくりたい。クルーとして子どもたちを支えてくれる人が増えれば増えるほど、より多くの子どもたちに安心して学ぶ機会を届けることができるようになります。
Voice from 寄付を受けた子どもたち

岡崎優衣 さん

自分が教育関係の仕事をするなかで、ここで活動していた頃の思い出に支えられることが多々あります。今まで私が担当してきた生徒たち、特に最後の一年に担当した4人には改めてお礼を言いたいです。ありがとう。元気にしてるかな。どうか、全ての人に門戸が開かれる、そして一人ひとりに鬱陶しいぐらいに関わり続けるあっとすくーるであってください。応援しています。

奥田大貴 さん

私は『恩返しをしたい』という思いで、寄付をしています。あっとすくーるの職員の方々、学生仲間、そして子どもたちのおかげで、私の学生生活は非常に豊かなものとなりました。社会人となり、直接の活動では返せない感謝を、せめて、寄付として返していければと思います。引き続き、子どもたちの笑顔のために邁進する、素晴らしい団体であり続けてください。

横野脩也 さん

私は大学生時代、渡塾で学生スタッフとしてお世話になっており、様々な子どもを見てきました。中には志望校や叶えたい夢があるのに、経済的事情により「渡塾で授業を受けられない子」も沢山いました。彼らが一人でも多く塾に通い、あっとすくーるの学生と出会い、楽しく自分の将来を考える時間を創れたらと思い、サポーターをさせていただいております。
「学びたい」も「学ばせてあげたい」も放っておかない、放っておけない。そんな気持ちを持った一人ひとりの
「あっとクルー」の皆様の力をお借りして、私たちは子どもたちに学習機会を届けていきます。
クルーとして、私たちと一緒に子どもたちを支えてくれませんか?
「クルーになりたい!」と思っていただけた方は、以下の方法で手続きをお願いします。
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                                                              三井住友銀行 箕面支店 普通 1586934 特定非営利活動法人あっとすくーる
ひとり親家庭の子どもたちに継続して学習機会を提供していく上で欠かせない寄付になるため、 集まった金額の半分を運営寄付、半分を奨学金寄付として使用させていただきます。
どちらかに偏って寄付が集まってしまうと、安定して子どもたちに学習機会を提供していくことが難しくなるためです。ご了承ください。

子どもたちからのお礼の手紙

お礼や子どもたちの近況報告、寄付のおかげで取り組めたこと・できたことをお伝えさせていただきます。

なまごえ

塾に来ているひとり親家庭の子どもや保護者の声を集めた冊子をお送りします。湯浅誠×渡剛の特別対談も。

年次報告書

年に1回、年次報告書を送らせていただきます。