お知らせ
コロナの感染が広がる前後で、「ひとり親家庭をサポートする」という言葉を聞く機会が増えたなぁと感じています。
あっとすくーるは2010年からひとり親家庭の子どもたちを支えるために学習支援を行ってきましたが、こんなにひとり親家庭にフォーカスが当たることはこれまでなかったように思います。
最近で言えば、代表的なものは「前澤ひとり親応援基金」です。
かの前澤友作さんが立ち上げられたものです。
また、サッカーの長友選手はコロナで苦しむひとり親家庭を支えようとクラウドファンディングをされていました。
こんな風に著名人によるひとり親家庭の支援が広がってきている中での西野亮廣さんのブログ。
書いてくださっている内容が素敵なので、こちらでも紹介させていただこうと思います!
隣近所で支え合えることの大切さ
西野さんはブログの中でこんなことを書かれていました。
「僕は昔の田舎の集落のような世界観が結構好きで、たとえば僕の地元では、母ちゃんが仕事か何かに行く時に、友達のオバちゃんが、僕を預かってくれたんです。
「子供を一人見るのも、二人見るのも一緒やから」みたいなノリで。
それとか、「肉じゃが作りすぎたんで、よかったら、どうぞ」みたいなのが、本当にあった。」
このお話なんかは僕の原体験とも重なる部分が大きくて。
幼稚園時代、母も祖母も迎えに来れない時は、友達のお母さんが一緒に連れて帰ってくれていました。
学習支援を始める、子ども食堂を始めると言われるとハードルが高いように感じる方も少なくないと思います。
でも、例えばこのお迎えの話で言うと「どうせ自分の子どもも連れて帰るし、そのついでにもう1人くらいなら全然いいよ」って方は結構いると思うんです。
こういう「日常生活の延長線上でできるサポート」ってものすごく大事だなぁと思っていて、自分に無理のない範囲でほんの少しだけ手を伸ばしてくれる人が増えたら、ひとり親家庭にとって暮らしやすい街になっていくんじゃないかと思っています^^
もっともっとSOSが出しやすい社会に
さらに、こちらも西野さんブログからの引用です。
「子供一人を一人の親が育てるのは難しすぎると思っていて、そこに「お前が産んだんだから、お前が一人で育てろや」みたいな自己責任論を持ち込む世界を僕は望みません。
親が自分で言う分にはいいですが、まわりは「今日、一日ぐらいなら面倒見るで」と言ってあげて欲しい。
「一人の子供を地域で育てる」みたいな感じに持っていけるといいなぁと思っていて、たとえば子供に買い与える絵本は、買える人が買って「どうぞ」と、いう風になればいいなぁと思っています。
その為には、助けてもらうことが恥ずかしいことになってはいけないし、もっともっとカジュアルにSOSが出せるようになった方がいい」
以前「ひとり親家庭を孤立させる社会|東京都太田区の3歳女児死亡事件を受けて」というタイトルで記事を書きました。
助けてって言いやすい環境が整ってないのに、助けてって言わないことを責めるのはあんまりだなぁと思って書いた記事です。
そこに至るまでに「助けてもらえなかった経験」を積み重ねてきてる人にとって、SOSを出すっていう選択肢はないんですよね。
そして保護者がSOSを出しづらいのと同様に、子どもにとってもSOSを出すことは簡単なことじゃありません。
ひとり親家庭特有の悩みって、なかなか相談できるところがないんです。
「周りにひとり親家庭の友達が増えてから、ひとり親家庭っていうことを隠さなくてもいいかなと思うようになった」とはうちの元塾生の言葉ですが、同じ境遇・同じ世代のつながりって大事だよなぁと思ってます。
さいごに
ひとり親家庭を支えるための取り組みがこんなに広がっていくなんて、10年前にあっとすくーるを設立した時には到底考えられませんでした。
少しずつだけど社会は変わっていってるんだなぁと思います。
それでも、コロナの影響もあってまだまだ苦しい状況にあるひとり親家庭の子どもたちも少なくありません。
私たちあっとすくーるはひとり親家庭特有の悩みにも寄り添いながら、子どもたちへの学習支援を行っています。
勉強面でのサポートだけでなく、子どもの相談相手を見つけてあげたい、保護者の方自身も子どものことで相談できる相手を見つけたいというお悩みにもお応えできる自信があります。
「一度話を聞いて欲しい」というご相談でも構いませんので、まずはお問い合わせください。(お問い合わせはこちら)
今回紹介した西野亮廣さんのブログはこちら→https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12626687018.html
ブログと同じ内容のVoicyはこちら→https://voicy.jp/channel/941/99153
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