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渡のお話
2020.10.7
ひとり親家庭の子育ての悩みPart2|「気持ちはあっても助けてあげられない」

先週から始めた保護者へのインタビュー記事Part2です!

 

今回は、前回の記事の最後に出てきた「保護者が抱えていた罪悪感」の内容について触れています。

 

「離婚しなければよかったのかな・・・」「私が我慢したらよかったのかな・・・」と、子どもに対しての申し訳なさを感じている保護者の方に、ぜひ読んでいただきたいです。

 


 

産んでしまってごめんなさい

 

 

渡:今のめちゃくちゃ気になるんですけど、お持ちだった罪悪感っていうのはどんな罪悪感だったんですか?

 

池:私は普通だと思ってたんですけど、あんまりそういう風に思う人ばかりじゃないってことに後から気がついたことなんですが。

 

私自身がネガティブなんです。鬱スレスレかなっていうくらい。

 

息子があんな風に後ろ向きになってるのは自分の遺伝子でおかしくなってるんじゃないかなって。

これは取り返しのつかないことをしてしまったんじゃないかって思ってました。

 

自分と同じような苦しい思いをする存在をまたつくり出してしまったのかっていう加害者意識が強くって。

産んでしまってごめんなさいっていうような気持ちになってました。

 

渡:それはちなみに、離婚をする前から感じられてたんですか?

 

池:そうですね。自分自身が親とあんまりうまくいっていなくて、その時は自分が被害者っていう気持ちがあるんですけど。

 

今度自分が親の立場になった時には加害者になったのかなって思って。

 

どの親も子どもには幸せになってもらいたいし、できれば十分な生活を送ってもらいたいとかって思いがありますよね。

その理想と現実との差が自分のせいだろうなって思うようになったんです。特にひとり親になってからは。

 

自分のせいでこうなってしまったっていう過去の責任を感じつつ、これからこの人はまだ修正可能なんだったらなんとかしないといけないっていう思いもあったんです。

 

自分自身もボロボロだったんですけど、全部自分で背負ってやらなきゃいけないってずっともがいてました。

 

気持ちはあっても助けてあげられない

 

 

渡:さっき取り返しのつかないことをしたんじゃないかっていう話があったじゃないですか。

 

同じ言葉を塾の保護者さんから聞いたことがあって。

 

離婚したことによって子どもから何か大事なものを奪ってしまったんじゃないかって。

 

種類は違えど罪悪感みたいなものを抱えながら過ごされている保護者の方って意外と多いんでしょうか?

 

池:あると思います。とはいえ、じゃあ元のサヤに収まっていたらよかったのかっていうと、決してそうではないので。

 

でも、そう言ってくる人はいるじゃないですか。ひとり親にまだまだ世の中そんなに優しい社会でもないから(笑)。

 

普通だったら親がカバーしてあげられるようなところも、マンパワーがあまりにも足りなくて、気持ちはあっても助けてあげられないとかでもどかしいっていうのはいっぱいありました。

 

渡:子どもながらにももどかしい気持ちはあって。

 

僕もひとり親で育ってきてる中で、親が罪悪感抱えてたりとか余裕がない感じを見るのって、あんまり気持ち的に良くないんですよ。

 

うちで言うと家族内の問題が大きかったので、「もうそれ切ったらいいじゃん!」っていうのをすごい思うんです。

 

でも、全部守りにいこうとしてくれるじゃないですか、親って。

 

気持ちはうれしいけどもたないじゃん!みたいなのは思ってたなぁ。

 

池:子どもの方が見透かしてますよね。バレバレなんですよね。

 

渡:かと言って負担を減らしてあげようにもできることはほとんどないし。それこそもどかしかったですけどね。

 


インタビュー記事Part2、いかがだったでしょうか?

 

ひとり親家庭の保護者のリアルな悩みを他の記事でも綴っておりますので、ぜひご覧ください!

 

インタビュー記事Part1「私が持ってた罪悪感」

インタビュー記事Part3「ありのままのしんどさを受け止めてくれるところ」

 

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今回の記事の中で「産んでしまってごめんなさい」「気持ちはあっても助けてあげられない」という、当時の悲痛な心の叫びを紹介させていただきました。

 

もしも同じような気持ちをお持ちの方がおられましたら、私たちで良ければ力になります。

 

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あっとすくーる代表 渡 剛