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渡のお話
2020.11.10
ひとり親家庭の子育ての悩みPart7|「子どもが信頼してる人」

ひとり親家庭で子どもを育てていたら、いろんな悩みにぶつかりますよね。

 

保護者の方1人だけでは、乗り越えることが難しい問題もたくさんあると思います。

 

この記事では、そうした保護者の方へのインタビューを通じて「これがあってよかった」「これのおかげでなんとかなった」というお話を紹介しています。

 

ぜひご覧ください!

 

親子の間に入るのは、リスクが高い?

 

 

渡:そう言われてたの、めっちゃ覚えてます。ないんですね、ああいうサポートって。

 

池:ないんです。そういうプログラム自体はあるんだと思うんですけど、私は見つけられなくて。仮に見つけられたとして、費用がそこそこかかると思うんですよ。

 

渡:なるほど・・・

 

池:ずっと「そういうサポートないのかな」って探してたのが、あんな形でやってもらえて。

 

渡:自分で言うなって話ですけど、関係ある人が入るって良いですよね。プロかもしれないけど何も知らない第三者が入るよりは、まだ気心知れてる人の方がいい気がします。

 

池:達拓が信頼を寄せてる人がいてくれるっていう安心感がよくて。彼すごくガードが固いんですよ。そこを天岩戸じゃないですけど(笑)、ガードを解いて引っ張り出してくれるのが良くて。あれをやったおかげで、すっごい関係良くなりました。

 

渡:あれがテレビで放映された後に、別の支援者の方から「テレビ見たよ。すごくよかったよ。でも、だいぶリスクのあることをしたね。」って言われたんです。

 

当時僕は全くそれに気づかなくて・・・。もしもあれがうまくいってなくて、池田さんからの信頼を損ねてしまったりしたら、達拓が今後うちに通い続けることはないわけじゃないですか。

 

でもじゃあ、誰がやるのがいいんだろう?誰がやってくれるんだろう?って。本人とも面識があってガードを解いてくれて、家族ともつながりがあってって、そんな条件が揃う人がそもそも少ないじゃないですか。

 

あの話し合いをやったとき、お会いしてから3年は経ってましたよね。

 

勉強がなくなって、近寄りづらくなった

 

 

池:それくらいですよね。

 

渡:その3年かけて培った関係性を、スッと代替できるものってないよなぁって。リスクが高いのはわかるんですけどね。でも、だからあまりないのかもしれないですね。

 

池:どちらかとだけ信頼関係ができてる、だけだと難しいと思うんですよ。もう1人入れるならともかく。

 

そこがさっき言ったような距離感だと思うんですけど、3年間一定の距離感で裏切ることなく築いてきた信頼関係があったので、全然問題なく、むしろいいことだらけでした(笑)

 

渡:そう言ってもらえてよかったです(笑)ありがとうございます。

 

とはいえいい話ばかりもあれなので・・・その話をした後に、達拓が高校を中退したじゃないですか。そこから2年くらい、どこにも所属しない時期があったと思うんです。

 

その時期に池田さんとお会いして印象に残っているのが、「学校っていう所属がなくなって、勉強がなくなった瞬間にちょっと近寄りづらくなったんです」って言われたんです。

 

これ言われた時は「あ〜なるほど・・・」って思って。自分たちではそんなつもりはなかったんです。

 

塾っていう看板は掲げているけど、居場所でもあると。勉強の用事がなくてもここにきて過ごしていいよって言ってたので。

 

なので、それを言われたときに「あ、そう見られるんだ」と思ったんです。

 

来れなくても支えになってる部分がある

 

 

池:あの時に「すいません力になれなくて」って言ってくださったので「いえ、そんなことないですよ」って流れからそんなようなことを言ったような記憶があるんです。

 

本人の足が向きにくくなったのは事実なんです。あれが多分、学校に行ってなくても学生のままだったら行ってたと思うんです。

 

でも、社会の中での存在を示すものが全部なくなっちゃったので。とは言え、それまでに築いてきたものっていうのは失われることなかったんですよね。

 

もう1回勉強したいって思ったときに一番最初に頼ったのはやっぱりここ。

 

実際に来てなくても、来づらい時期があったとしても、ここがずっと続けてくれていることによって、ここにさえ来れば会えるっていう場所があることによって、人の支えになってる部分があると思います。

 


 

インタビュー記事Part7、いかがだったでしょうか?

 

ひとり親家庭の保護者のリアルな気持ちを綴った過去記事もぜひご覧ください。

 

インタビュー記事Part1「私が持ってた罪悪感」

インタビュー記事Part2「気持ちはあっても助けてあげられない」

インタビュー記事Part3「ありのままのしんどさを受け止めてくれるところ」

インタビュー記事Part4「子どもを傷つけたいわけじゃない」

インタビュー記事Part5「私の罪悪感も薄れました」

インタビュー記事Part6「あれを私は求めていたんです」

 

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