お知らせ
先日、生徒と一緒に、あっとすくーるにご寄付をいただいている、安積濾紙株式会社さんのご協力のもと、工場見学に行ってきました!
「ろ紙」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
私は最初、理科の実験での濾過しかイメージできませんでした。
しかし実際には、車のオイルフィルターや飲食店の換気口、コーヒーフィルター、エアコンのフィルターなど、日常生活の驚くほど多くの場面で使われています。
説明してくださった社員さんの表情はとても生き生きとしていて、自分の仕事や商品に誇りを持っている姿に、私自身も胸を打たれました。

その後、生徒と社員さんとの座談会の時間がありました。ある高校生がこんな質問をしました。
「皆さんは大学をどのように選びましたか? そして、なぜ今の会社を選んだのですか?」
シンプルですが、本質的な問いだと思います。将来を考えるとき、多くの高校生が直面するのはまさに「進路をどう選ぶのか」という悩みだからです。
答えてくださった社会人の方は2人。それぞれまったく違う経緯でした。
一人目の方は、「高校のときは特にやりたいことはなかったので、とりあえず大学に進学した」と話してくださいました。商学部を選んだのも、できるだけ将来の選択肢を広く残しておきたかったからだそうです。
就職の際も、仕事内容ではなく「どんな人と働くか」を大切に考え、今の会社を選んだとのことでした。
もう一人の方は理系を選び、県外の大学に進学。理由は「一人暮らしをしてみたかったから」。就職では「たくさんの工場を見て回れる仕事」に魅力を感じ、この会社に決めたと話してくださいました。
二人の歩みはまったく違います。しかし共通していたのは、「明確な夢がなくても、その時々で自分なりに選びながら進んでいけば、ちゃんと居場所が見つかる」ということでした。特に「将来を考えすぎなくてもいい。ふらふらしていても、なんとかなる」という言葉は、生徒にとっても強く響いたようでした。
【将来って何なんだろう】
この生徒自身、まだ「将来」は定まっていません。でも、大学進学やその先の選択肢を考えるうえで、「社会人はどうやって今の場所にたどり着いたのか」を知る機会になったことは間違いありません。普段接することのない社会人と直接話す体験は、将来を考えるうえでかけがえのないきっかけになったと思います。
こうした学びの時間は、寄付でいただいたご支援があったからこそ実現できました。子どもたちは日常生活だけでは出会えない世界や価値観に触れることで、「自分の将来」を少しずつ形づくっていきます。
あっとすくーるでは、今後も生徒たちが将来について考えられる場を増やしていきたいと考えています。
そのためには、皆さまのご協力が欠かせません。
子どもたちが自分らしい未来を描いていけるよう、引き続きご支援いただければ幸いです。








