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メルマガバックナンバー
2019.7.12
メールマガジンvol.2

▼      目次

【1】理事挨拶~30代最初のご挨拶~

【2】代表コラム

    ・第2話「おばあちゃんのお迎えとニコニコドー」

【3】各拠点の紹介

    ・第2回「学力保証・学生派遣サポーター事業(アウトリーチ事業)」

【4】あっとすくーるからのお知らせ

    ・「子どもの貧困」の実態を知る〜子ども食堂や教育現場での取り組みから〜

    ・第3回あっとすくーる活動説明会

    ・NPOフェスティバル


理事挨拶~30代最初のご挨拶~

理事長 渡 剛

代表の渡です。私事ですが、先日6月28日で30歳になりました!

10代から20代に入る時は言葉にできない高揚感と言いますか、ワクワクした感じがあったのですが、20代から30代は心穏やかな切り替わりでした(笑)。

20代の10年間を漢字1文字で表してみようと思うのですが、「悩」「迷」といった言葉がすぐに出てきました。

嬉しいことがなかったわけではないのですが、自分の器の小ささを感じたり、度々襲いかかってくる困難に悩み、迷いを繰り返す日々だった気がします。

30代になっても困難が襲いかかってくること自体は変わらないと思います。

全く迷わない、悩まないということもないと思います。

とはいえ、いつまでも同じじゃ成長がありません。

20代で抱えた苦悩や葛藤を筋肉として、これからやってくる困難を乗り越える力に変えていきたいと強く思っています。

30歳。一つの節目として、この1年も頑張っていきます。

改めまして、よろしくお願いいたします!


代表コラム

第2話「おばあちゃんのお迎えとニコニコドー」

 

欠かせない祖母という存在

僕の幼少期を語る上で母と同じくらいに欠かせないのが祖母でした(祖母って書くとすごく堅苦しい感じがするので、以降はおばあちゃんでいきます)。

もうすでに亡くなっており、晩年には僕のこともわからなくなっていました。

この文章を書くに当たっていろんなことを思い出していたのですが、実は僕はおばあちゃんにきちんと「幼少期の時、おばあちゃんがいてくれて本当に助かった。ありがとう。」って伝えてないなと気づきました。

直接伝えることは叶いませんが、天国にいるおばあちゃんに届けるつもりで文章を綴っていこうと思います。

幼稚園のお迎えはおばあちゃん

母が仕事で忙しかったので、幼稚園のお迎えはおばあちゃんが来てくれていました。

ちなみに、朝は母が出勤前に車で送っていってくれてました。

余談ですが、たまに母は僕を乗せたまま職場に行こうとすることがありました。

「お母さん、これどこ行くの?」と幼稚園に行く道ではない道を行こうとする母に尋ねると「あ、間違えた!」と急いで幼稚園に向かい直すんです(笑)

話を戻しますね。

おばあちゃんがお迎えに来てくれていたんですが、実は当時、それが少しだけ嫌というか、複雑な気持ちはありました。

だって、他の子どもはみんなお母さんがお迎えに来てるから。

なんで僕だけお母さんが来ないんだろうと、幼心に思ったことを覚えています。

思い出の場所「ニコニコドー」

ただ、おばあちゃんと帰るのが嫌だったわけではありません。

毎日手を引いて帰ってくれたわけですが、一緒に帰るのは楽しかったです。

幼稚園の部屋から出て、グラウンドの向こう側のベンチに腰掛けてる祖母を見つけ、そこに走って向かって行く自分を今もはっきりと覚えています。

幼稚園から家に帰る道の途中に、「ニコニコドー」というスーパーがありました。

関西に来てからは見たことがないので、熊本にしかないスーパーなのかもしれません。

そこに寄って、お菓子やジュースを買ってもらったりしたのがいい思い出です。

意外と鮮明に思い出すことができて自分でも驚いてますが、このおばあちゃんの存在がなかったら、おばあちゃんとの時間がなかったら僕は本当に全然別の人間になってたかもしれません。

次回は僕の幼稚園時代を視点を変えて書いていきます。

実は、おばあちゃんが迎えに来れない日もあったんです。もちろん母も仕事で来れません。そんな時にどうしていたか。次回、「たかふみのおばちゃん」も楽しみにしておいてください!

 

 


各事業の紹介

第2回「学力保証・学生サポーター派遣事業(アウトリーチ事業)

アウトリーチ事業とは

今年度アウトリーチ事業の担当になりました。竹田です。

アウトリーチ事業は、箕面市から委託を受けて箕面市内の小学生から高校生で生活困窮世帯の子どもと不登校状態の子どもたちへの個別での学習を中心とした支援をしている事業です。

経済的な理由で塾に通えない子どもへの学習のサポートや、不登校状態で家族以外との接点がない子どもや、外出機会を作りにくい子どもに対してオーダーメイドで本人の状態に合わせたサポートを実施しています。

アウトリーチのこれまでの取り組み

2013年から事業を開始し、事業開始時は30人程しかいなかった利用者も、現在では箕面市内で150人を超える子どもが利用しています。

利用者の中には、不登校状態でなかなか外出機会が作れない子どもとキャッチボールからじっくりと関係を作り、徐々に高校進学に向けての学習をスタートさせることができたケースもありました。

来てくれることを待つのではなく子どもたちに合わせた形での支援をこの5年間で実施して来ました。

初めての卒業生サポーター

今年度アウトリーチ事業を利用していた高校生が、大学に入学しサポーターとして活動に参加してくれることになりました。

中学時代には不登校状態で、通信制高校に進学し大学進学に向けた勉強を頑張った結果、晴れて志望校の大学に合格しました。

中学・高校と、平坦な道ではないなかを乗り越えて来た彼だからこそ、子どもたちのしんどい気持ちにしっかりと寄り添ったサポートをしてくれるのではないかと期待しています。

一人ひとりに合った納得できる選択を目指して

不登校、経済困窮家庭、友人トラブル…この事業では様々な背景を抱えた子どもたちが利用しています。

学校に行くのがしんどい子ども、家がなんとなく居心地が悪いと感じている子ども、勉強を頑張りたいけど頑張れない子どもいろんな状況の子どもたちがいますが、一人ひとりが納得して次の一歩を踏み出せるように寄り添いながら支えて行きたいと思います。

 

 


イベント情報

「子どもの貧困」の実態を知る〜子ども食堂や教育現場での取り組みから〜 出演決定!

NPO法人み・らいず2様主催のシンポジウムに、渡が登壇します!ぜひお越しください!

 

日時:8月3日(土) 14:00~16:00

会場:ブリーゼプラザ8階会議室
(大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー8階)

定員:50名

費用:無料

申込:以下のフォームよりお申し込みください。

▷申し込みフォーム

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子どもの貧困への理解を深める「第3回あっとすくーる活動説明会」開催!

メディアや統計からは見えにくい、学習支援の現場から見えてくる子どもたちの実態を当日は紹介します。また、ひとり親家庭で育って来た若者の当事者としての体験談も。ぜひご来場ください!

日時:8月5日(月) 19:00~21:00

会場:NPO法人み・らいず2梅田オフィス

(大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第1ビル 4階106号室)

内容:

19:00~19:45 学習支援の現場から見える「子どもの貧困」の実態について

19:45~20:30 ひとり親家庭で育って来た若者の体験談

20:30~21:00 質疑応答

費用:無料

申込:以下のフォームよりお申し込みください。

▷申し込みフォーム

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NPOフェスティバル@阪急百貨店に出展します!

阪急百貨店9階祝祭広場で開催されるNPOフェスティバルに出展します!お近くにお越しの方がいらっしゃいましたら、ブースに立ち寄っていただけると嬉しいです^^

 

日時:8月31日(土) 〜9月2日(月)

会場:阪急百貨店9階祝祭広場

費用:無料

申込:不要

 

 


マンスリーサポーターのお願い

あっとすくーるでは、子どもたちが家庭環境によって「学び」を諦めることが無いように、皆様からのご寄付を活用して学習機会を届けています。
毎月1,000円からの継続的な寄付で、ご支援いただくことが可能です。
子どものたちの「学びたい」という気持ちを、一緒に支えていただけませんか?

▷月1,000円~寄付をする

 

 


編集後記

あっとすくーるメールマガジン、最後までお読みいただきありがとうございました!

7月に入り、私は梅雨のジメジメさにやられ気味です・・・。
子どもたち、特に上級生は部活動最後の追い込みということもあり、かなり疲れた顔で教室に来ています。
皆さんも体調には気を付けてお過ごしください!

 

NPO法人あっとすくーる メルマガ担当 柴原 渓