お知らせ
2月。中学生、高校生ともに国公立入試前で追い込んでいる時期ですが、高校生は同時に卒業式もあります。
今回はその卒業式の日に関するお話です。
高校卒業しました!
卒業式を終えた一人の高校生が、そう言って塾に入ってきました。
彼とは、彼が中学1年生で塾に通い始めてきてくれてからの付き合いなので、もう6年になります。
彼もひとり親家庭で育ち、まあいろんな苦労がこれまでもありました。
僕らが知らない苦労もきっとたくさんあっただろうと思います。
それでも彼はある程度のことをそつなくこなすタイプなので、高校生活もバイトに部活(軽音)に塾に恋愛にと、充実した日々を送っていたように思います^^
ただ人生山あり谷ありとはよく言ったもので、そうやって充実した日々を送る彼にも、辛い時期はありました。
それこそ今から3年前。高校受験を目前に控えた彼の状態はどん底でした。
いろんなことが重なり、勉強を頑張れない時期もありました。
偏差値が高い方がいいというわけでは決してないですが、もし状態が落ちずに頑張り続けることができていれば、もう1〜2ランク上の高校に進学することもできていたと思います。
つくりたかった風景
あれからもう3年。
この仕事をしているとびっくりするんですが、つい昨日中学を卒業して高校生になったと思ってた子たちが、あっという間に高校を卒業していきます。
本当に3年経った?って思うくらい早いです。
今の彼はいい顔をしています。
大学生になったら、渡塾で講師もしてくれます。
生徒たちからも「私の授業見てな!」とオファーが殺到しています(笑)
彼らの背中を見て「自分も将来講師やる」と思ってくれている塾生たちもちらほら出てきました。
1年浪人する子も「浪人が終わったら必ず講師やりに帰ってきます!」と言ってくれています。
こういう言葉を聞くたびに、11年前塾を立ち上げたときに僕たちがつくりたかった風景が少しずつ形になっていることを感じて、温かい感情がじんわりと胸の中に広がってます^^
一緒に写真撮ってもらっていいですか?
話を戻しますね。
卒業式を終えて塾に来てくれた彼から「渡さん、一緒に写真撮ってもらっていいですか?」と言われました。
次にこうやって写真を撮るのは、大学の卒業式かな。いやいや、その前に成人式があるか。
なんかそういうことをしみじみ考えるようになりました。
僕も歳を取ったんだと思います(笑)。
これまで彼と関わってくれた大学生のボランティアのみんな。
ご寄付で彼の授業をサポートしてくださった寄付者の皆さま。
進路イベント等で彼と関わってくださった社会人の皆さま。
渡塾での彼の6年間を一緒に支えていただき、本当にありがとうございました!
あっとすくーる代表
渡 剛