お知らせ
コロナによる影響で収入が減ったりしている今だからこそ活用してほしい、返還不要の奨学金等支援制度をまとめてみました。
今回は母子家庭、父子家庭といったひとり親家庭の中学生が対象となる制度です。(小学生や高校生まで対象のものもあります)
梅ヶ枝中央きずな基金
ご自身がひとり親家庭で育たれた弁護士の方が、私財を提供して設立された財団です。
こちらは、塾などの進学に向けた学習または、現在行っている文化・芸術・スポーツ活動に関する費用に使用できる奨学金制度となっています。
支援の内容
〈学習支援対象者〉
◆中学1年生、2年生、高校1年生、2年生
通期生:30万円(年額)
半期生:15万円(半年間の額)
◆中学3年生、高校3年生
通期生:50万円(年額)
半期生:25万円(半年間の額)
使途は塾代に限られています。
ただし、高校1年生時に限り、通塾の必要がないと判断し、大学や専門学校への受験料や入学金の一部に充てたいと考える者が事前に届けた場合は、選考委員会の議を経て代表理事が承認することにより流用を認めているようです。
〈文化・芸術・スポーツ活動支援対象者〉
通期生:中学生・高校生とも、学年を問わず、30万円(年額)
半期生:中学生・高校生とも、学年を問わず、15万円(半年間の額)
使途は学校内外での活動費、遠征費用、合宿費等です。
また、他の支援対象者や基金の理事の方々らとの交流会の場も年に1、2回開催されるそうです。
支援対象者の要件
支援対象者
大阪府内の中学、高校に在学する者
対象とする家庭ないし子ども
ひとり親家庭や父母ともにいない家庭の子ども、父母が揃っていても虐待・ネグレクト等で親の看護を受けられず児童福祉施設に入所している子ども
資力要件
〈ひとり親家庭あるいは両親のいない家庭の児童の場合〉
家庭が困窮状況にあり、学習ないし文化・芸術・スポーツ活動を行うについて、経済的支援を必要としていること
〈施設入所児童の場合〉
保護者から学習ないし文化・芸術・スポーツ活動に関する必要な経済的支援を受けられないこと
支援対象者の資質、能力
健全な精神と高い志を持ち、学習や文化・芸術・スポーツ活動に関して、旺盛な意欲を有すると認められた者
費用支弁の必要性
塾などの進学に向けた学習または、現在行っている文化・芸術・スポーツ活動に関し、費用の支弁を現に必要としていること
お申込みの流れ
STEP1:申請書を提出
STEP2:選考(書類、面接)
※3月、9月に実施
STEP3:採用
詳細はHPをご確認ください。(https://kizuna-umegae.jp/)
あすのば入学・新生活応援給付金
来年春に入学や新生活を迎える方々を対象に、「あなたのことを想っている人々が『ここにいるよ。』」という多くの方々のメッセージとともに給付金を届けてくれる事業です。
2020年度は、コロナ禍により住民税非課税相当となった世帯の子どもたちも含め、従来よりも採用枠を拡大して実施されるようです。
給付金の金額と募集人数
①小学校入学生=30,000円・350人募集
②中学校入学生=30,000円・570人募集
③中学校卒業生=40,000円・890人募集
④高校卒業生等=50,000円・790人募集
合計2,600人
※給付金への寄付額により、変動する場合があります。
●災害特例給付金=地震・台風・浸水など、2020年に発生した災害で被災した方は、①~④各10人募集し、1万円を増額します。
⇨罹災証明書等、被災を証明できるものが必要となります。
申込できる人
要件ア)~エ)のいずれかに該当した人で、①~④に当てはまる人がお申し込みできます。
ア)住民税非課税世帯の子ども *1
*1→住民税の「均等割」だけが課税の場合は対象となります。
イ)生活保護受給世帯の子ども *2
*2→この給付金は収入認定にはなりませんが、申込前に必ず担当のケースワーカーにご相談ください。 (「厚生労働省次官通知第8の3(3)エ 『自立更生を目的として恵与される金銭のうち当該被保護世帯の自立更生のためにあてられる額」』参照)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb9591&dataType=1&pageNo=1
ウ)新型コロナウィルスの影響で家計が急変し、住民税非課税相当となった世帯の子ども *3
*3→ウ)に関するQ&Aを下記URLにまとめています。 https://bit.ly/2GTlxtH
エ)児童養護施設・里親などのもとで生活していて、2021年4月までに措置解除を予定している子ども*4
*4→高校卒業生等(以下の④に当てはまる人)は、措置延長で2021年4月以降に児童養護施設や里親などのもとで生活を続ける方も対象となります。
以上のア)~エ)の人で、以下の①~④に当てはまる人。
①2021年4月に小学校に入学する人(小学校入学生)
②2021年4月に中学校に入学する人(中学校入学生)
③2020年度末に中学校を卒業する人(中学校卒業生)
④2020年度末に高校またはそれに準ずる学校を卒業予定、 あるいは2021年4月に大学・短大・専門学校などに進学予定の人で、1996年4月2日以降に生まれた人(高校卒業生等)
お申込みの流れ
STEP1:オンライン申込
※申込期限はHPにてご確認ください。
STEP2:審査結果のお知らせ
STEP3:給付仮決定者の方=証明書類などの郵送
STEP4:給付決定者の方=給付金の送金
詳細はHPをご覧ください。(https://www.usnova.org/notice/4341)
夢を応援基金「ひとり親家庭支援奨学金制度」
(一財)全国母子寡婦福祉団体協議会とローソングループが力を合わせ、ひとり親家庭の子どもたちを給付方奨学金で応援してくださる制度です。
支援の内容
・月額30,000円
・募集人数は全国400名(各都道府県 4名〜)
支援対象者の要件(応募資格)
・中学校3年生、高等学校(1〜3年生)、高等専門学校(1〜3年生)等に在籍する生徒
・ひとり親世帯(母子家庭等)であり、修学に関して経済的に困難な生徒
・夢を実現するための意欲があり、社会貢献への積極的な姿勢のある品行方正な生徒
・全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)加盟団体 (居住地の団体)の会員、及び入会を希望する方の子ども(生徒)
・会員登録している加盟団体、及び入会を希望する団体代表者が奨学生として推薦するに相応しい生徒 (福島県、高知県、神奈川県(横浜市・川崎市は除く)は全母子協にて会員登録可能)
※以下の場合は申請(応募)の対象になりません。
・1人あたりの平均収入額が100万円以上の場合
・2019年度の学校出席率が80%未満の場合 (正当な理由、また病気・ケガなどの診断書がある場合を除く)
・兄弟姉妹による複数の申請があった場合の年少者(1世帯1名の申請)
お申込みの流れ
STEP1:申請書等の必要書類を居住地域の全母子協加盟団体に提出
STEP2:奨学金選考委員会により決定
詳細はHPをご確認ください。(http://zenbo.org/lp01/index.html)
申請のサポートはお任せ!
渡塾を利用してくれている塾生が、上記のような奨学金に申請する際のサポートをこれまでも行ってきています。
それまでは自分で作文を書いて何度か応募してみたものの採択されなかった子どもがいたのですが、保護者の方から相談を受けて作文の添削等のサポートをした結果、無事に採択された実績もあります。
また、こうした作文を書く際に家庭のことを書いたりする場合が多いです。
子どもによってはそうした事情を知られたくないが故に、作文の内容を相談することができない場合もあるかもしれません。
でも、あっとすくーるなら大丈夫です!
当事者で育ったスタッフを含め、ひとり親家庭の事情に理解のあるスタッフがサポートに当たります。
なので、保護者の方も安心してご相談ください。
※上記のようなサポートはあっとすくーるが運営する学習塾「渡塾」をご利用いただいてる方のみが対象となります。
さいごに
大学無償化の制度や今回紹介した各種奨学金・給付金のように、経済的な部分を支援してくれる制度は広がりつつあります。
こうした制度をうまく組み合わせながら活用していくことができれば、自分の望む進路を諦めなくていいひとり親家庭の子どもたちはグンと増えると考えています。
そして、私たちあっとすくーるは、その実現のためにひとり親家庭の子どもたちや保護者の方々の支えになりたいと思っています。
今回紹介した各種制度のことに関する質問でも、お子様のことに関する相談でも構いませんので、もし何かありましたら遠慮なくお問い合わせください。
また「この記事を見て問い合わせた」と言っていただければ、入塾時にかかる入塾金10,000円を免除させていただくキャンペーンを行っております。
ぜひこの機会に渡塾をご利用ください。
電話:072-702-0020(火曜〜金曜 13:00〜21:00)