お知らせ
あっとすくーるが隔週金曜日に行っているYouTubeライブ「オールナイトあっとすくーる」。
そこで前回、「ひとり親家庭の子どもたちに聞いてみた!十の質問」という企画を行いました。
これは、ひとり親家庭の子どもたちに聞いてみたい質問を外部の方から募集して、それに子どもたちに答えてもらい、その回答結果を発表していくというものです。
その放送の内容の一部を記事にしてみましたので、ぜひご覧ください!
「なぜ周りの人に言われないといけないかわからない」
子どもたちへの質問の一つに「まわりの大人からよく『あんた、はよ大きなってお母さん楽させてあげや〜』と自分自身は言われましたがみなさんはどうですか?」というものがありました。
「言われたことがある」と答えてくれた子どもたちには「それを言われてどう思いましたか?」と追加で質問をしたのですが、その中の回答の一つが「楽させてあげたい気持ちはあるが、なぜ周りの人に言われないといけないかわからない」でした。
個人的には、この回答が一番好きでした^^
僕が多少ひねくれているのかもしれませんが、「そう言うってことは、お母さんが今しんどい思いして頑張ってるって知ってるんですよね?じゃあ、ちょっとくらい手伝ってよ。」とか思っちゃいます(笑)
ちなみに、一緒に配信をしているうちの職員の橋口の一押しは「今でも十分幸せに暮らしてる」「別に苦しませようとしてない」という回答でした。
回答数が少ないのであくまで参考程度にしかなりませんが、「お母さん楽させてあげや〜」みたいな言葉がけは、あんまり子どもたちにとってポジティブではなさそうです。
保護者の離婚の理由を聞きたい?聞きたくない?
また、こういう質問もありました。
「親がどういう経緯で離婚に至ったか等を聞きたいと思いますか?」
「親が離婚に至った経緯等を聞いたことがある人に聞きます。聞いてみてどうでしたか?」
「上記のような内容を保護者から伝えてもらうとしたら、どんな配慮があったらいいですか?(どんな配慮が嬉しかったですか?)」
この質問への答えは結構割れました。
「聞かない方が幸せかもしれない」と思った子もいれば、「聞いても何も変わらないから聞きたくない」と答えてくれた子もいます。
一方で「聞きたい」と回答してくれた子もいます。
「家族なんだから説明すべきだと思う。」
「やっぱり気になる。」
といった声がありました。
離婚の理由、聞けてよかった?
「前のお父さんとのいい思い出も残っていて、離婚した理由を知らなかったら『なんで離れたん?』とお母さんを責めてしまったかもしれないから。」
こんな回答をしてくれた子がいました。
離婚の理由を子どもに話すかどうかということは、悩まれる方も少なくないと思います。
今回のアンケートでは上記のように「聞けてよかった」という子もいれば、「聞いてみたいけどまだ聞けていない」と答えてくれた子もいました。
また、「聞かない」と答えてくれた子もいます。
保護者の方も「言いたい」「言いたくない」があるでしょうし、子どもも「聞きたい」「聞きたくない」があります。
親子の気持ちが一致していれば問題ないと思いますが、これがずれてしまうとなかなか難しいなぁと思います。
さいごに
配信の中でもお伝えしたことなんですが、こういう時に第三者的に間に入って話を進められる人がいるといいなと思っています。
とはいえ、その役目を担ってくれる人を探そうと思っても、一筋縄ではいきません。
もし、保護者と子どもの間に立ってそれぞれの通訳をしてくれるようなサポートを探しているという方がおられましたら、まずは無料相談にてお問い合わせください。
また、具体的なサポートの内容については元塾生の保護者の方へのインタビュー記事にまとめていますので、もしよければ一度ご覧ください。
あっとすくーる代表 渡 剛