blog

お知らせ

渡のお話
2019.11.6

昨日、東京で行われた「ひとり親世帯の子どもたちはなぜ貧困なのか〜不公平な寡婦控除税制の見直しや養育費未払い問題の早期解決を〜」と銘打たれた院内集会に参加してきました!

 

主催は「シングルマザーサポート団体全国協議会」というところで、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の団体が集まってできた協議会です。(https://www.single-mama.com/council/)

 

多くの国会議員の方々や、厚生労働省、法務省、内閣府の方も来られていて、100部あった資料がなくなったとのことなので、人の入れ替わりはありましたがたくさんの方が来られていました。

 

今回の院内集会ではいくつかのテーマが扱われていたのですが、その中の一つに「寡婦控除税制の改正」がありました。

何を隠そう僕自身未婚の母子家庭で育ちましたので、当事者として育ってきた立場で話をさせていただきました。

 

昨年末、寡婦控除を巡る議論が様々な媒体で報道される中で、僕の目に飛び込んできたのはこんな言葉でした。

 

「(寡婦控除を認めることで)未婚の出産を助長するんじゃないか」

 

まるで自分が間違った生まれ方をしてきたかのような表現に、言葉にできない感情が生まれました。

苦しいというかやるせないというか・・・

 

ひとり親家庭になる理由として、離婚、死別、そして未婚があります。

それぞれにそれぞれの大変さがあり、そしてそれは、一つ一つの家族によっても違います。

 

離婚や死別だから未婚よりもマシだ、なんて言う気も全くありません。

ひとり親家庭になった理由は違えど、決して余裕がある状況ではない中で一生懸命生きています。

 

なのに、離婚や死別なら受けられる恩恵があり、未婚だと受けられないという残酷な選別が、今この国にあります。

 

「家族にいつ何が起きようとも、どんな状況になろうとも、子どもの育ちや子どもを持つ保護者の暮らしを社会全体で支える」

 

今回の寡婦控除の見直しを通じて、そんなメッセージを社会に発信して欲しいんです!

というようなことを、3分という限られた時間の中に詰め込んできました。

 

2ヶ月もしないうちに、このことについては一つの答えが出ます。

それが果たしてどんな答えになるのか。

 

ぜひ、皆さんも一緒に見守ってください!

 

そして、このような貴重な機会に呼んでくださったシングルマザーサポート団体全国協議会のみなさま、本当にありがとうございました!^^

———————————————————–

税制や法律なんていう大きな話がある一方で、一人一人の子どもたちに1日1日に寄り添う地道な活動こそあっとすくーるの真髄です。

 

その10年間の日々の積み重ねから生まれた「あ(っ)と一歩プロジェクト」。

 

子どもたちの「最初の一歩」と「最後の一歩」を寄付で支えてくださる1000人のサポーターを集めています!

詳しくはこちらのページをご覧ください!

https://10th.atto-school.com/