お知らせ
「勤め先を解雇されました…」
これは実際にあっとすくーるに寄せられた、ひとり親家庭の方からの声です。
新型コロナウイルスの感染拡大により多くのひとり親家庭が影響を受けています。
そのような状況の中であっとすくーるでは「食糧支援活動」を行っています。
今回は9月に行った第4回目の食糧支援活動の模様をお伝えします。
大阪府、兵庫県下の180世帯に食糧支援
今回は認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ様の「だいじょうぶだよ!基金 第3次募集」に採択していただき、食糧支援活動を実施しました。
対象は大阪府、兵庫県阪神地域にお住まいのひとり親家庭の方180世帯です。
お申込みを受け付けてから30分ほどで100件を突破し、心待ちにしていた方がたくさんいらっしゃったことが想像できました。
梱包には大学生や高校生が協力
梱包には多くの大学生、高校生が協力してくれました。彼らも勤務先が休業するなどして、アルバイトを削られています。
その中で1日5時間、お米5kgを運んだりとかなり力作業になるのですが梱包に協力をしてくれました。
受け取りのご報告が続々
今回の食糧支援活動から「受け取り報告」をしていただいています。
食料パックの中に受け取り報告フォームのQRコードを同封しており、そこから報告、アンケートに回答していただいています。
その中で現在お困りのことや生活の状況を聞き取り、相談事業につなぎ、新たな支援につないでいます。
アンケートでは約67%の方が「コロナ禍で収入が減った(なくなった)」と回答しており、新型コロナがひとり親家庭の方々に与えている影響の大きさを改めて実感しました。
「勤務先を解雇された」方も全体の8.6%に上り、悲痛な声が寄せられました。
緊急事態宣言が解除され、これからコロナ前の生活を取り戻していく世の中になっていくと思いますが、打撃を受けた生活が元に戻るまでにはかなりの時間がかかるはずです。
今後も食糧支援活動を続けていきます。その模様も引き続きお伝えしていく予定です。
あっとすくーる職員
柴原 渓