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渡のお話
2020.10.13
ひとり親家庭の子育ての悩みPart3|「ありのままのしんどさを受け止めてくれるところ」

元塾生の保護者の方にインタビューをしてみたシリーズ、そのPart3です!

 

自分が抱える悩みにあう相談機関を見つけられずに困ったというお話や、家族だけではどうにもできずに途方にくれた時期のことについて書いています。

 

ぜひご覧ください!

 

 

救世主?

 

 

話は変わりますが、さっきから「救世主」っていう身の丈に合わない言葉をいただいてるじゃないですか(笑)。

 

池田さんには以前もそう言ってもらったことがあって。確か公的な機関とかに相談に行ったけれども、親は親、子は子って分けられて。

 

親子の関係とかの部分を支えてくれるところはどこにもなかったっておっしゃっていことをすごく覚えてて。

 

僕らと出会う前にもいろんなところに行かれてたと思うんですよ。

 

のびやかネットさんもその一つだと思うんですけど、どういうサポートを求めておられてどんなところに行かれていて、どうあかんかったのかみたいな話を伺ってもいいですか?

 

池:結構私いろんなところに相談に行ってました。当時の状況が本当にどうにもならなかったっていうのもあるんですけど、

 

「うち困ってます!」っていうの割と大っぴらに言える方なんです(笑)。

 

言えない方も多いと思うんですけど、自分はそうやって言ってきたんです。でも受け皿としてなかなかしっくりくるものがなくて。

 

結局子どもは苦しいままなんです。言ってもらったように親子それぞれとか、この目的のためにって限定されてしまうんです。

 

ありのままのしんどさを受け止めてくれるところ

 

 

池:うちのそのまま、ありのままのしんどいところを受け止めてくれるところ、家庭全体を見てくれるっていうところがなかったんです。

 

相談機関って個人を対象にされるところが多くて。でも子どもの場合は家庭全体の中の影響を受けやすい存在であるし、家庭の中のパワーバランスっていうのも重要なので。

 

母親が頑張りすぎても困るしって話もありましたけど、全体の様子を把握してくれるところが欲しかったのが一つです。

 

それから、うちの子は当時学校に行ってなかったので、昼夜逆転してて。なので夕方くらいから元気になって、夜中活動して朝は起きないっていう生活なんです。

 

大概家でトラブルになるのが夕方から夜なんです。そういう時に今助けてっていう時につながる公的な機関がないんです。

 

悶々と一晩過ごして、次の日平日だったら「昨日こんなことがありました」っていう事後報告になってしまうんです。

 

渡塾に通うようになってすごく嬉しかったのが「今暴れてます!」とかって相談をできるようになったことなんです。

 

渡:ありました!(笑)僕今でも講演で言うんですけど、当時日曜の夜12時くらいに電話かかってきたんですよ、達拓から。

 

なんだろうと思って。日曜の夜12時ですよ?なんかすごいこと起きたんだろうなと思って。

 

電話に出ようかすごく悩んだんですけど、出たんです。

 

家族だけだと解決しない

 

 

渡:そしたら「聞いてよごうちゃ〜ん」ってあの感じできて(笑)。

 

「どうしたん?」って聞いたら「今尚弥(弟)とお風呂入ってたんだけどさ、あいつが間違って栓抜いてお湯なくなったんだけどさ、俺が怒られるの意味わかんなくね?」って言われて。

 

いやいや、それをこの時間に聞かされる俺の方が意味わかんねえぞって思って(笑)

「え、どういうこと?」って言いましたもん。

 

「それをさ〜、めっちゃお母さんに怒られてさ〜。色々言ってたら『とりあえず1回ごうちゃんに電話しなさい』って言われたから電話してるんだけど」って言ってきて、そう言われてるんならしょうがないかぁと思って(笑)

 

「しょうがないじゃん、尚弥栓抜いちゃったんでしょ?」とかって言って、どこを出口にしていいかわからない電話がかかってきたことはすごく覚えてます。

 

でもこんなしょうもない案件でも、家族だけでやろうとすると大変だってことですよね?

 

池:そうですね。解決しないで一晩中明け方まで大喧嘩になるっていうパターンです。

 

例えばいろんな相談機関で「距離を取りなさい」って言われてたんです。

 

だから、例えば冬にはコート着て、マフラーグルグルに巻いて、尚弥もまだ小さかったけど着膨れして外に出て、夜中にですよ。

 

30分くらい外で過ごして帰るっていうのをずっとやってたんです。渡さんと出会う前は。

 


 

インタビュー記事Part3、いかがだったでしょうか?

 

ひとり親家庭の保護者のリアルな悩みを他の記事でも綴っておりますので、ぜひご覧ください!

 

インタビュー記事Part1「私が持ってた罪悪感」

インタビュー記事Part2「気持ちはあっても助けてあげられない」

 

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あっとすくーる代表 渡 剛